顎関節症(がくかんせつしょう)かも!?口を開けると音が鳴るのは関節円板が原因です

顎関節症

口を開けようとすると痛みが走る。顎から音が鳴る。それは顎の病気、顎関節症(がくかんせつしょう)です。

顎関節症は、歯並びによる、かみ合わせの問題が主流とされてきました。

最近は、ある癖が原因であるという考え方が主流になりました。その癖を直せば、頭痛や肩凝りが軽減する可能性も。

そこで今回は、顎関節症を取り上げます。

顎関節症とはどんな病気?

最も多い症状が、口を開けると音がする。さらに、口が開けにくくなるという症状があります。

一般的には、大きく口を開けると指三本分入るのが理想です。顎関節症で症状が進むと指一本分しか開かなくなってしまうケースがあります。これでは、ご飯食べられませんよね。

口を開けると痛みが出る、という症状もあります。痛みが慢性的になりになってしまうこともあるんです。

慢性的になると厄介な顎関節症。成人のおよそ半数に顎関節症の何らかの症状があるといわれています。

顎の動き

顎関節は、噛む、喋る、表情を作る、など複雑な動きをつかさどっています。

口を開ける時に、顎はどんな動きをしているのでしょう?こちらの動画をご覧ください。

1分20秒~1分30秒あたりです。口を開けた時の顎関節の動きに注目!

顎の関節が前にせり出して、一見、顎が外れた!?と思うような動きをしています。

画像で見てみましょう。まず、閉じている時の顎はこうです。

顎関節症について

そして、口を開くとこうなります。

顎関節の動き

その時のクッションの役割を持っているのが関節円板。関節に付いて関節円板も一緒に動きます。

口を開けると音が鳴る、口が開かない原因

顎関節症の原因ひとつに、この関節円板の不調和があげられます。

不調①「下顎の前に出る」

顎の関節と一緒に動くべきである関節円板が、下顎の前に出てしまっている状態。

口を開ける時に顎の関節が前にせり出しますよね。下顎の前に出ている関節円板に顎関節が乗り上げて、ポキっという音が鳴ってしまうんです。

不調②「前に出たまま戻らない」

口が大きく開かないのは、関節円板が下顎の前に飛び出したまま元の位置に戻れなくなり、顎がロックされてしまうことが原因。

顎関節が関節円板に乗り上げることも出来ず、関節円板がジャマで顎関節が前に動けずに口が開かないのです。

関節円板の不調が続くと、いずれ関節円板が無くなってしまい、骨と骨が擦れ合ってガリガリという音が鳴り、顎関節の痛みが出てきます。

関節円板が不調を起こす原因

今までは、歯並びや噛み合わせが不調の原因だと考えられていました。ところが、最近は、ある癖が原因で不調和を起こすと知られるようなってきたんです。

その癖とは、上の歯と下の歯を接触させること、です。顎の関節に負担をかけてしまいます。

歯を接触させる癖とは?

この記事を読んでいるあなた!今、上の歯と下の歯はどうなっていますか?口を閉じている時の歯の様子です。

唇と同じように上下の歯も閉じていませんか?

単に上下の歯が接している状態でも負担がかかっているんですよ。

食事や会話で上下の歯は触れ合いますけど、その時間は1日にだいたい20分が一般的なんです。けっこう短いですよね。食事中を考えてみても、食べ物を噛む時は歯が一瞬触れ合って離れて触れ合ってを繰り返しているだけで、ず~っと触れ続けてるわけじゃないですもんね。会話でも「い行」くらいじゃないですか?上下の歯が触れ合うのは。

なので、口を閉じている時に、必要もないのに上の歯と下の歯を接触させる癖があると大変です。真剣に作業したり、集中すると無意識に噛んでしまってるというのがあります。

噛んでると、咬筋(こうきん)という噛む時に使う筋肉にずっと力が掛かかります。そうすると、筋肉痛が起こったり、その筋肉疲労を補おうとして、首や肩の筋肉に余計な負担が。

顎関節症だけでなく、肩こりにまで発展してしまいます。

顎関節症患者の約6割に、歯の接触グセが見られました。

口を閉じてる時の理想の歯の位置

リラックスした口の状態のポイント。

  • 唇は軽く閉じる
  • 上下の歯の間に、すき間が空いている
  • 舌は上顎に少し触れている

意識しないと出来ない!というように、この口の状態に違和感が出るということは、普段からラクな位置をとれていない証拠。

そういった人には、パソコンの端とか机の目につく場所に「歯の位置!」とか貼り紙をして、上下の歯を接触させる癖を直すように心がけましょう。

まとめ

負担をかけないように、日常の動作にも気をつけて下さい。

肩で受話器を挟む

これは顎と肩で受話器を挟んで固定するわけですから、顎に負担がかかります。

頬杖をつく

頭の重さを手で受けて顎にモロ伝わる動作。かなりの負担ですね。顎に負担がかかる姿勢はやめましょう。

その他に、就寝中も気をつけたいのですが、難しいですね。その場合は、マウスピースをつけて顎への負担を軽くする方法もあります。

ストレスも顎によくありません。顎に負担がかからないようにリラックスして過ごすことも大事です。

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